北区の花は、山田町の特産で有名な「菊」と鈴蘭台の地名にちなんだ「スズラン」です。しかし、北区ですずらんが自生することはなく、見かけることはありません。
戦前は関西の軽井沢とうたわれた鈴蘭台にすずらんを根付かせたいと、中里町の住民は平成20年度にすずらん(君影草)の試験植栽を行い、成育を確認しました。
翌年度には「中里町にすずらんを育てる会」を発足。「北区の花すずらんを住民の手で群生化させ、中里町を美しくしよう!!」と呼びかけると、30人を超える有志の賛同を得ることができました。
活動が本格化し、地域提案型活動助成の採択が決まると神戸新聞でも記事が掲載され、他の区民から「すずらんを寄付したい」という声もかかり、瞬く間にすずらんが集まりました。現在約1000株のすずらんが、中里町の公園に植栽されています。
すずらんが北区の新たな魅力の一つとなるために、今後も中里町の住民は活動に取り組んでいきます。
中里町にすずらんを育てる会会長の新見仁さん(右から2人目)
「町内はもとより市内の方々のご協力を得て、力を合わせ汗を流した結果、町内のあちこちにすずらん畑ができ上がりました。春先にはかわいい花が咲き、すずらんの花言葉『幸福が訪れる』のとおり、町のみんなの心を幸せで満たしてくれるでしょう。」