★神戸市震災13年追悼の集い ★つどい1.17(竹灯篭) ★周辺事業 ★準備と後片付け
★市内各地の行事 ★ともそう!
「希望の灯り」・ながた ★市内各地の行事(防災) ★第8回新たな銘板の追加
阪神・淡路大震災から13回目の1月17日に、震災で亡くなられた方々への慰霊と鎮魂、そして震災から生まれた「きずな・支え合うこころ」を語り継いでいくために、ご遺族、市民ボランティア、企業、行政の協働で「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催されました。
15日の準備から18日の後片付けまで、約700人のボランティアの皆さんにご協力いただきました。
また、17日は早朝から夜9時の消灯までに46,000人の方々にお越しいただきました。
神戸市震災13年追悼の集い
慰霊と復興のモニュメントで行われた式典では、遺族代表の竹中基治さんと矢田市長の追悼の言葉があり、その後、午後9時までに11,000人の献花がありました。また、東遊園地のほか区役所など市内各所に設けた記帳所でも1万人以上の記帳がありました。

遺族代表追悼の言葉
僕は、阪神・淡路大震災で、父を亡くしました。当時5歳でした。当時の事
はあまり記憶にありません。そして父の事も、あまり覚えていません。しかし、母からよく父の事を聞かされました。その中で印象に残っているのは、僕が父によくなついていたことです。父に叱られた時、普通なら泣いて母の所へいきますが、僕は泣きながら父親に抱きついていたそうです。話でしか父を知る事ができませんが、それでも父の事を少しでも想像することができました。
震災で父を亡くしてから、母は僕ら5人兄弟を一生懸命育ててくれました。震災前から看護師の仕事をしていましたが、僕たちの世話をしながら夜間勤務がある看護師の仕事を続けることは難しく、やむをえず看護師を辞め、スーパーのパートタイムで働きました。
しかし、なれない立ち仕事という事もあり、左足を傷め、手術をしないと治らなくなりました。それでも母は、僕らのために、手術もせずに働きました。現在、母は、僕達が大きくなったという事もあり、その傷を負いながらも、介護施設で看護の仕事を始めました。僕はそんな母を、尊敬し、感謝しています。
僕が、ここまで成長できたのは、母や家族はもちろん「あしなが育英会」や多くの方に助けられたおかげだと思っています。
僕は小さい頃、両親がいる人の父親の話を聞くのが嫌いでした。その理由は、自慢をされているみたいで、不愉快でなぜ僕に父親がいないのかと悔しくて仕方がなかったからです。年々、人として成長し、悔しさを無くそうと努力しましたが、悔しさはなかなか消えることはありませんでした。
高校1年生の夏に、「あしなが育英会の高校奨学生のつどい」という会に参加しました。その会では、自分の過去を話し、他の遺児の方々の過去の話を聞く機会がありました。
その話の中で、片親や両親を失くしていても、今の境遇を理解し、目標を持ち、一生懸命頑張っている人がいることを知りました。それを知って、僕もその人たちみたいになりたいと思いました。それからは、僕自身も、目標を持ち、前向きに生きていかなければいけないと思うようになりました。今まで僕を支えてくれた多くの方々に感謝しています。
現在、僕は、昨年の12月に大学に合格し、今年の春から進学することになりました。
それに伴い、毎年参加していた「あしなが育英会の高校奨学生のつどい」や「遺児のつどい」では、支えられる側から支える側に変わります。そこで、心に決めた事があります。それは、僕も支えてくれた人たちのように、遺児達を励ますことのできる人になるということです。その理由は、色々なつどいに参加していくうちに自分も遺児達のために何かをしたいと思ったからです。
今まで僕を支えてくれた多くの人達のように、募金活動などにも参加して、遺児たちを支えていけるよう頑張っていきたいと思います。
つどい1.17(竹灯篭)
亡くなられた方々を追悼し、震災から生まれた支え合う「こころ」を次世代に伝え広げるため、東遊園地グラウンドに各地からいただいた竹灯篭約7000本を1.17の形に並べ、ロウソクに点灯しました
また、5時46分と17時46分には黙祷を行いました。


関電ビル

神戸関電ビル1.17ライトアップ有志の皆さんの協力によって、東遊園地南隣の神戸関電ビルの窓明かりにで「1.17」の文字がビル壁面に映し出されました。
鎮魂の灯篭

震災以降、神戸を応援していただいている鈴鹿市の高橋さんの手作りの灯篭がともされました。
メモリアルサイクリング

つどい前日の1月16日に市内の「震災モニュメント」を、自転車で駆け巡り、鎮魂の祈りを捧げました。
交流テント


ご遺族をはじめ、会場にこられた方へのおもてなしの場として「NPO法人1.17希望の灯り」が運営しました。
炊き出し、コーヒーやチャイ(紅茶)の提供、どんぐりの配布など

会場にこられた方へのおもてなしのために、炊き出しが行われました。
会場の安全のために

神戸救急グループの皆さんにご協力いただきました
「1.17希望の灯り」の分灯
東遊園地にともる「1.17希望の灯り」は、2000年1月17日に点灯されてから、全国へ分灯されています。今年も1月10日以降、全国41箇所に分灯され、これまでの分灯先も含めて、57箇所で点灯されました。

毎年、東遊園地で開催される1.17のつどいは、多くの市民団体や個人のボランティアのみなさんが、自分たちのできることを持ち寄り、会場を訪れる方に追悼と震災の教訓を継承する場を提供しています。
今年は参加各団体でつくる実行委員会が9月から何度も集り、話し合いを重ねました。
会場設営の準備や前日の竹並べ、さらに撤収作業にも、各市民団体のメンバーだけでなく、高校生を含む多くのボランティアの皆さんに参加いただきました。皆さん、どうもありがとうございました。
準備と後片付け
準備
12月からろうそくつくりや竹の収集が始まりました。また、東遊園地では15日から開催に向けてライン引きや竹並べの作業にとりかかりました。
17日は早朝4時から多くのボランティアの皆さんが、竹灯篭にろうそくを浮かべ、5時から点灯を始めました。実行委員長が希望の灯りから運んだひとつの灯りが会場の皆さんの協力で、約7000本の竹灯篭に分灯されていきました。
後片付け
18日にも多くのボランティアの方々に手伝っていただき、昼前には竹の撤収が完了しました。また、竹は1年かけて竹炭に焼かれ、来年のつどいへの開催のための資金づくりとして販売されます。
阪神淡路大震災 市内各地の行事
震災では市内の多くの場所で多くの人が亡くなりました。亡くなられた方々への追悼のつどいは、東遊園地だけでなく、市内各地で開催されました。
また、次の世代に震災の教訓を語り継ぐ催しも市内各地で開催されました。
東灘区 繁栄自治会(東灘区) 
震災で多くの犠牲者を出した東灘区の繁栄自治会では、1月14日に深江の宝島池公園に設置した慰霊碑の前で阪神・淡路大震災犠牲者追悼のつどいが行われました。
サポートステーション灘つどいの家(灘区)
灘区の大和町を中心に活動しているやまとボランティアは、活動拠点のサポートステーション灘つどいの家で、1月16日の夜、鎮魂のつどいを開催しました。みんなでろうそくに点灯したあと、フォルクローレが演奏されました。
鷹匠中学校 震災モニュメントの除幕式(灘区)
震災で校舎が被災した鷹匠中学校では、学校と地域の財産区やPTAが協力し「震災を語り継ぐプロジェクト実行委員会」を結成し、同窓会にも協力を呼びかけ、被災当時の校舎の柱を震災モニュメントとして、校庭の一部に設置しました。1月17日の授業中に除幕式が行われました。
鎮魂と希望の太鼓(中央区)
兵庫区に拠点を置く太鼓衆団 輪田鼓は、1月17日の午後5時46分からJR三宮駅南側広場で鎮魂と希望の太鼓を演奏しました。
太鼓の響きは元気の源という実感のもと、震災でなくなられた方々への鎮魂と、今生きている者の再生への誓いも思いに重ねながらの演奏でした。
第3回いのちの灯コンサート(兵庫区)
「いのちの灯コンサート」は神戸実業学院や平野小学校周辺の地域の皆さんが、震災で培われた「やさしさ、おもいやり、きずな」また、いのちの大切さを子どもたちに伝えたいとの思いで、追悼行事も少なくなってきた震災11年目から始めたもので、1月17日には第3回目のコンサートが開かれました。
会場には、東遊園地から分灯された「希望の灯り」がともされ、平野の人たちが仲良く寄り添って生活できる地域となることを願って、フィーリングアーツ、ピアノ弾き語り、ラテンギターなどが披露され、心温まる優しい歌声と音色が会場にあふれました。
板宿っ子希望の灯りの集い(板宿小学校防災訓練)(須磨区)
小学校行事に、防災福祉コミュニティ等の地域団体が協力し、板宿っ子希望の灯りの集いが開催されました。
生徒の避難所体験の感想発表や消防署からセーフティキッズ認定証の授与のあと「しあわせはこべるように」を合唱し、その後、1.17KOBEの形に並べられた手作りの灯籠が講堂で披露され、犠牲者の追悼が行われました。
千歳公園での震災追悼行事(須磨区) 
千歳地区は、須磨区内でも、特に震災の被害が大きかった地域です。震災後につくられ防災機能を備えた千歳公園では1月17日、千歳地区連合自治会の主催で追悼の催しが行われました。1.17の形に並べられたロウソクに火をともし、約100名が震災犠牲者の冥福を祈りました。
星陵台防災のつどい(垂水区)
垂水区の星陵台地域福祉センターでは、1月17日、第6回防災のつどいが開催されました。
「鎮魂のともしび」に献灯・黙祷を行い、献花のあと、語り部による「心の防災」の講話があり、その後、垂水消防署と防災研修を実施しました。
ともそう!「希望の灯り」・ながた
1月17日、長田区内では「1.17 希望の灯り」に賛同する団体が、各地域で灯りをともす『ともそう!「希望の灯り」・ながた』を実施しました。平成11年から新長田駅前広場で毎年実施している「1.17KOBEに灯りをin ながた実行委員会」のほか、自治会や婦人会、商店街など8団体が、ペットボトルなどを利用して、それぞれに趣向をこらした「1.17 希望の灯り」をともしました。
新長田駅前広場

若松鷹取公園

南尻池公園

フレールアスタ若松

フレール長田大道

市営番町住宅26号棟前

本町筋商店街
御蔵北公園

阪神・淡路大震災 市内各地の行事
市内各地では震災以降、1月17日の前後に、震災の教訓を語り継ぎ、災害への備えを怠らないように、多くの地域で防災訓練が行われています。 
だいち小学校 合同防災集会(長田区)
だいち小学校は、千歳小学校、大黒小学校が統合し、平成14年4月に開校した小学校です。1月17日には、学校の呼びかけで、校区内で活動する須磨区と長田区の3つの防災福祉コミュニティ(大黒、若松、野田北部)が連携し、初の試みで合同震災集会が開催されました。
全生徒が参加し、地震を想定した避難訓練
や「しあわせはこべるように」の合唱のあと、生徒の住所別に各教室に分かれ、地域の方が講師となって、様々な震災体験を話していただきました。
みんなで築こう安全・安心のまち灘を(灘区) 
都賀川公園河川敷では、震災のさまざまな教訓を風化させることなく、地域の12の防災福祉コミュニティと行政が連携して防災力や意識の向上を図ることを目的に灘区「市民防災安全の日」の防災訓練が行われました。
バケツリレーや、消火器、小型動力ポンプを使った消火訓練のほか、起震車「ゆれるん」を使った地震体験も行われました。
~慰霊と復興のモニュメント~ 第8回新たな銘板の追加
昨年12月16日(日)の午後1時から、第8回目となる「震災により亡くなられた方々のお名前を新たに掲示する集い」が、慰霊と復興のモニュメントで行われ、ご遺族の手により新たな銘板が掲示されました。
これまでの掲示スペースが300名分しかなく、このたび神戸市では、モニュメントの瞑想空間内部の中央の柱に新しい掲示スペースを設けました。
追加された銘板は、今回の23名を加え合計320名となり、総数4,838名の銘板が掲示されることになりました。
新たな銘板の掲示を検討する「慰霊と復興のモニュメント」運営委員会は、モニュメントにかかわる市民、団体、神戸市職員で構成され、「ご遺族の方の心が癒され、震災を語り継いでいく契機になるのであれば掲示していく」という方針のもと運営されています。
お問い合わせ先:「慰霊と復興のモニュメント」運営委員会事務局(NPO法人 阪神淡路大震災1.17希望の灯り内)
〒652-0865 神戸市兵庫区小松通3丁目2-1真川ビル2階 電話078‐682-1117 FAX078‐682-1227