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広域

2008年2月15日 現在に至る経緯 ~阪神・淡路大震災 1.17のつどい~

■竹灯篭はじまる
 平成10(1998)年1月17日、被災された方々を中心に結成されたボランティアグループ「神戸・市民交流会」が中心になって、震災時避難所であった中央区の旧吾妻小学校(現:コミスタこうべ)で、震災3周年を機に、追悼やこれからの復興に祈りを込めて、「つどい1.17」を開催しました。

 この行事では、市内外の社会福祉協議会やボランティア団体から寄せられた6,432本の竹筒に水を入れ、ろうそくを浮かべて、"1.17"の形に並べ、早朝5時46分に全員で黙とうをささげました。また、明石天文台の復活イベントとの連携もはかられました。

 翌平成11(1999)年1月17日からは、神戸市役所南隣りにある東遊園地に場所を移し、早朝5時46分に「1.17」の形に竹灯篭の灯りをともし、夕方5時46分に再び灯りをともす形式になりました。このときの灯りは、その後、再度山の大龍寺でお灯明として灯され続け、翌年のつどいまで1年間保存されることになりました。

 また、市内各所でも、「1.17KOBEに"灯り"を in ながた」など、灯りをともす行事が開催されました。

117

「慰霊と復興のモニュメント」と「希望の灯り」
平成12(2000)年1月には、東遊園地の一角に「慰霊と復興のモニュメント」が完成し、1月16日に除幕式が行われましたが、この建設に至る経緯は、平成8年度にさかのぼります。

震災を後世に伝えるものが必要との声を受け、平成8年9月に「慰霊と復興のモニュメント設置懇話会」を開催し、基本コンセプト等について検討を重ねました。その結果、犠牲者の慰霊と市民への励まし、震災からの復興、大規模災害に対する世界的規模での連帯による意義という3つの基本コンセプトと、設置場所は市の中心部であり市民に親しまれている東遊園地がふさわしいこと、建設資金については広く募金を呼びかけその浄財を活用するという意見をいただきました。

この懇話会意見に基づき、平成9年度に「慰霊と復興のモニュメント設置検討委員会」を開催し、指名コンペによる作家選定を行った結果、京都在住の現代芸術家の楠田信吾氏に決定しました。

翌平成10年10月に、モニュメント建設の趣旨普及と広報、建設資金の募金活動を目的として「慰霊と復興のモニュメント設置実行委員会」を発足させ、平成11年9月まで広報及び募金活動を展開した結果、159,130,809円の募金が寄せられ、広報等の委員会運営費を引いた151,630,809円が神戸市に寄付されました。

また、楠田氏の当初の計画には含まれていませんでしたが、「1.17のつどい」の実施団体より、つどいにおける「火」をいつまでも保存したいとの要望があり、意匠や設置場所の検討を楠田氏に依頼し、モニュメント建設にあわせて制作することとなりました。これが「1.17希望の灯り」です。

そこに灯されている灯りは、平成12年1月17日の「つどい1.17」の竹灯篭の灯り(これは昨年のつどいの灯りを1年間保存していただいた大龍寺のお灯明の灯りです。)に加え、被災10市10町を巡って運んだ種火と47都道府県から寄せられた種火を一つにして、つどいの当日に点灯式が行われました。

こうして「1.17希望の灯り」は設置後、被災した市民にとっての精神的な拠り所になり、被災地以外からも数多くの方々が訪れる場となっています。また、毎月17日には、自主的に清掃などが行われるようになり、被災10市10町だけでなく、遠方の都市へも、震災や灯りがむすぶ絆に関連した行事などによって、分灯され続けています。

経緯
▼平成13(2001)年1月17日
東遊園地では、「市民のつどい1.17」「1.17希望の灯り分灯事業」「神戸市震災6周年追悼の集い」が、一部連携しながら同時に開催されることとなりました。

「1.17希望の灯り」は、被災地10市10町にも分灯され地域で燈されるようになりました。

また、「灯り」は市民ランナー50名により、全国69都市に感謝の気持ちをこめてリレーされ、下関市には、「灯り」の永年保存施設が設置されました。

▼平成14(2002)年1月17日
東遊園地全体を「阪神淡路大震災1.17のつどい」とし、ご遺族・ボランティアを中核に、行政がそれをサポートする形態で実施されました。

▼平成15(2003)年1月17日
被災地はもとより全国各地で「1.17希望の灯り」が燈されるようになり、神戸だけの行事ではなくなったので、竹灯篭による「1.17KOBE」の文字は「1.17」だけになりました。

▼平成16(2004)年1月17日
平成15年12月17日と平成16年1月17日には「慰霊と復興のモニュメント」に神戸市外で亡くなられた方々や震災が遠因となって亡くなられた方々98名の銘板を新たに掲示し、竹灯篭の本数も震災が遠因で亡くなられた方々の人数を加え6469本で「1.17」の形をつくりました。

▼平成17(2005)年1月17日
震災で失われた多くの命への追悼と、震災から培われてきた人の「やさしさ・支え合う心」を世代や場所を超え多くの方々に伝え広げるため、そして全国各地からご支援をいただいた神戸から「やさしさ・支え合う心」を発信するため、各地の災害で被災された方々への「支援のための募金活動・励ましのメッセージ集め」も会場で行ないました。

▼平成18(2006)年1月17日
震災から11年目となる「1.17のつどい」の開催について、私たちは開催の有無から検討し、これからも震災で亡くなられた方々への慰霊と鎮魂、そして私たちが震災で気づいた「いのち」「お互いに助け合う心」の大切さを世代をこえて多くの方へ語り継いでいくために継続していくことを決定し、1月17日に「阪神淡路大震災1.17のつどい」を開催しました。

▼平成19(2007)年1月17日
震災を経験した私たちは、2007年1月17日、震災で亡くなられた方々への慰霊と鎮魂、そして生き残った私たちが気づいた「いのちの大切さ」「お互いに助け合う心の大切さ」を世代をこえて多くの方へ語り継いでいくために「阪神淡路大震災1.17のつどい」を開催しました。

▼平成20(2008)年1月17日
阪神・淡路大震災で亡くなられた方々の慰霊と追悼、並びに大切な「いのち」を守るため、震災から生まれた「きずな・支え合う心」と「経験と教訓」を、より多くの人々に語り継ぐ「阪神 淡路大震災1.17 のつどい」を開催します。

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