リサイクル商店街
近年の不況や大型店・郊外型モールの進出などにより、全国の約8割の商店街が衰退傾向にあります。
そのような中、3年前に東京・早稲田商店会が商店街の活性化を目指し「環境」を切り口に動きはじめました。商店街、地元住民、行政と協働でイベントを行ったり、ラッキーチケットが当たるエコボックス(空缶回収機)を導入するなどし商店街の活性化と環境問題をうまく結びつけ、また商店街と地域住民をつなぐネットワークをつくることが出来ました。
このエコボックスを設置したリサイクル(エコ)商店街は全国60か所以上に広がっています。そして全国の商店街関係者が集まり、活性化と商店街ネットワーク形成をテーマに「全国リサイクル商店街サミット」が行われています。
エコボックス(空缶回収機)とは
自動販売機のような形で、アルミニウム缶を投入すると画面でゲームが始まり、当たりが出ると各店で利用できるラッキーチケット(割引券)が出てくるものです。そのチケットを持っての来店率が高いため「お客もお店も両方儲かるリサイクル」として地域住民にリサイクルの場を提供するとともに、直接的な購買の促進につながるシステムです。
リサイクル商店街サミット神戸大会
7月3日に新長田勤労市民センターで「第5回全国リサイクル商店街サミット神戸大会」が開催され、全国から約250名の商店会、個人商店、企業、学識経験者、行政などの参加がありました。
神戸大会は「商店街・個店の活性化」を基本テーマに全国の様々な取り組みを重ねている商店街と交流が行われました。
実行委員会副委員長の山中雅裕さんは「開催を機に新たなリサイクル活動のヒントを得られればと思います。神戸市全体で盛り上げたいですね。」と期待していました。
熱気に包まれたワークショップ
またこれまでの環境にとらわれない、全国どこの商店街でも取り組むことができる身近で多様なテーマを設定したワークショップが行われました。
「ごみ処理とリサイクル」、「空き店舗の活用法」などをテーマに熱心な論議や意見交換が行われ、会場は熱気に包まれました。
「他の商店街との交流や情報が役に立ちそうです。頑張っている商店街の取り組みに驚きました。」と触発された参加者も。



これが本番!?懇親会
サミット終了後に懇親会が行われました。
兵庫県佐用町のまぜご飯など参加各地の逸品が寄せられ、参加者は舌鼓を打つと共に交流を深めました。
「これが本番」と言う参加者もいたようですが、懇親会での情報交換や参加者間で生まれるつながりが、今後の商店街での活動に生かされるのでしょうね。
神戸でも広がる?リサイクル商店街
「商店街は宝の山で、コミュニティーを形成する場です。イベントなどもどんどんやるべきです。」と参加した早稲田商店会の安井潤一郎会長。サミットを機に商店街でのリサイクルの取り組み、地域住民とのコミュニティーづくりが、神戸市内の商店街に広がって行きそうです。
(文中の参加者コメントは、平成14年5月21日、7月4日付「神戸新聞」より)